川上未映子、高橋源一郎、朝吹真理子

こんにちわ。寒いです。今週もまた雪がふるとかふらないとか。夜中に車のガラスが凍るのが冬です。

川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』

すべて真夜中の恋人たち

すべて真夜中の恋人たち

「群像」に掲載されていたのを読みました。Twitterで群像さんのアカウントが教えてくれたところによると、掲載版と単行本盤は違うらしいです。群像で読み終わってから見たインタビューで、重要な加筆であることを知ったので、単行本のほうでもまた読もうと思います。群像は図書館で借りました。

感想ですが、とってもとってもとっても良い小説だと思います。読んでいてとても心地よくて、読後感もいままで感じない種類の心地だったのでした。

単行本もそのうち買います。


高橋源一郎『恋する原発

恋する原発

恋する原発

これも群像掲載版で。震災後にはびこった不謹慎というキーワード、そんな中の自粛ムードなどどこ吹く風と、震災と下衆な単語を平然と並べ、これでもかとめくるめく下な展開。とても挑戦的な意欲作だと思います。

たくさん笑って、たくさん考えさせられました。良い作品だと思います。


朝吹真理子『きことわ』

きことわ

きことわ

はい。芥川賞受賞作品です。西村健太氏と同時に受賞されたのが記憶に新しいです。
なんというか独特な空気を持った作品で、全体にぼやっとしたような、僕もぼけーっと読んでしまって、あまり入り込めませんでした。
ひとつひとつの場面の描写で丁寧で、そういうところに作者の人柄がでているのではないかなあ、などと勝手に思っております。

この作品は「新潮」で読みました。



図書館で「罪と罰」と一緒にかりたドストエフスキーの「悪霊」を読む気があるんでしょうか。。長いのでなかなか踏み切れず。。。


二階堂和美さんの「にじみ」っていうアルバムがとてもいいです。ひとに借りたのですが、よく聞いています。

にじみ [初回特典CD付き盤]

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はい。