四月

0650402 風の歌を聴け 村上春樹 講談社
0660404 1973年のピンボール 村上春樹 講談社文庫
0670404 羊をめぐる冒険村上春樹 講談社文庫
0680405 羊をめぐる冒険村上春樹 講談社文庫
0690407 ダンス・ダンス・ダンス村上春樹 講談社
0700407 ダンス・ダンス・ダンス村上春樹 講談社
0710408 別冊思想地図β ニコ生対談本シリーズ#1 震災から語る コンテクチュアズ
0720408 村上朝日堂超短編小説 夜のくもざる 村上春樹 安西水丸 新潮文庫
0730410 夏の入り口、模様の出口 川上未映子 新潮社
0740410 タイタンの妖女 カート・ヴォネガット 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF
0750411 ジーザス・サン デニス・ジョンソン 柴田元幸白水社Exlibris
0760412 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF
0770413 ぜんぶの後に残るもの 川上未映子 新潮社
0780413 △お伽草紙 高橋源一郎 新潮2011年6月号
0790415 二都物語ディケンズ 中野好夫新潮文庫
0800417 二都物語ディケンズ 中野好夫新潮文庫
0810421 イエメンで鮭釣りを ポール・トーディ 小竹由美子訳 白水社Exlibris
0820423 A Wilid Haruki Chase 世界は村上春樹をどう読むか 国際交流基金:企画 柴田元幸 沼野充義 藤井省三 四方田犬彦文藝春秋
0830424 Steve Jobsウォルター・アイザックソン 井口耕二訳
0840427 ひらいて 綿矢りさ 新潮2012年5月号
0850427 クエーサーと13番目の柱 阿部和重 群像2012年2〜4月号

さんがツー

0440301プラスティック・ソウル  阿部和重 講談社
0450302ジョン・レノンvs火星人  高橋源一郎 角川書店
0460302土の中の子供  中村文則 講談社
0470305ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2  東浩紀 講談社現代新書
0480308百年の孤独  ガルシアマルケス 皷直訳 新潮社
0490309生きてるものはいないのか  前田司郎 白水社
0500310一般意志2.0  東浩紀 講談社
0510312幼年期の終わり  アーサーCクラーク 池田真紀子訳 光文社古典新訳文庫
0520315ピストルズ  阿部和重 講談社
0530318クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い  西尾維新 講談社NOVELS
0540319象工場のハッピーエンド  村上春樹 安西水丸 新潮文庫
0550320村上春樹朝日堂  村上春樹 安西水丸 新潮文庫
0560320羊男のクリスマス  村上春樹 佐々木マキ 講談社文庫
0570321村上朝日堂の逆襲  村上春安西水丸 新潮文庫
0580321 TVピープル  村上春樹 講談社文庫
0590325 ランゲルハンス島の午後 村上春樹 安西水丸 新潮文庫
0600326 THE SCRAP 懐かしの一九八◯年代  村上春樹 文藝春秋
0610326 村上朝日堂 はいほー!  村上春樹 新潮文庫
0620327 オスカー・ワオの短く凄まじい人生  ジュノ・ディアス 都甲幸治 久保尚美 訳 新潮クレスト・ブックス
0630328 雨天円天  村上春樹 新潮文庫
0640329 やがて哀しき外国語 村上春樹 講談社文庫

にがつ

△……中編

0220201共喰い  田中慎弥集英社
0230204思想地図βvol.2  コンテクチュアズ
0240205情報の呼吸法  津田大介朝日出版社
0250207さようなら、ギャングたち  高橋源一郎講談社
0260208   13の“アウトサイド”短篇集  本谷有希子  群像2012年3月号
0270209虹の彼方に  高橋源一郎中央公論社
0280209そら頭はでかいです。世界がすこんと入ります  川上未映子講談社文庫
△0290212道化師の蝶  円城塔文藝春秋2012年3月号
0300212動物化するポストモダン オタクから見た日本社会  東浩紀講談社現代新書
0310214創る人52人の2011年日記リレー  新潮2012年3月号
0320215 monkey business 2008 spring vol.1 野球号  ヴィレッジブックス
0330217マザーズ  金原ひとみ新潮社
△0340218ドナドナ不要論  舞城王太郎群像2010年8月号
△0350218ほにゃららサラダ  舞城王太郎群像2010年9月号
△0360218やさしナリン  舞城王太郎新潮2012年1月号
0370219勝手にふるえてろ  綿矢りさ文藝春秋
0380221クーリエ・ジャポン2012年3月号講談社
0390224紙の民  サルバドール・プラセンシア 藤井光訳 白水社
0400225日本文学盛衰史  高橋源一郎講談社
0410225国境の南、太陽の西  村上春樹講談社文庫
0420228ガラスの街  ポール・オースター 柴田元幸訳 新潮社
0430229好き好き大好き超愛してる。  舞城王太郎 講談社

2012年1月の読書

今月はよく読みました。

2012年読書記録(冊数、日付)
△…中編小説
□…短編小説

0010103動物農場 ジョージオーウェル高畠文夫訳角川文庫
0020103アメリカの夜 阿部和重講談社文庫
0030107ユリイカ2012一月号 武富健治特集
0040110カラマーゾフの兄弟(上巻)ドストエフスキー新潮文庫原卓也
0050113カラマーゾフの兄弟(中巻)
0060116カラマーゾフの兄弟(下巻)
0070118罪と罰(上)ドストエフスキー角川文庫S29米川正夫
△0080118苦役列車 西村賢太新潮2010/12月号
□0090118耐えられるフラットさ 岡田利規、同上誌にて
0100120罪と罰(下)
0110122すべて真夜中の恋人たち 川上未映子群像2011年9月号
0120122恋する原発 高橋源一郎群像2011年11月号
0130123きことわ 朝吹真理子新潮2010年9月号
0140124 ABC戦争 plus2stories 阿部和重新潮文庫
0150126インディヴィジュアル・プロジェクション 阿部和重新潮文庫
0160127無情の世界 阿部和重新潮文庫
0170127ニッポニアニッポン 阿部和重新潮文庫
0180128シンセミア(上) 阿部和重朝日新聞社
0190130シンセミア(下)
0200130グランド・フィナーレ 阿部和重講談社文庫
0210131ミステリアス・セッティング 阿部和重講談社文庫


幻とのつきあい方(初回限定盤)

幻とのつきあい方(初回限定盤)

坂本慎太郎/幻とのつきあい方
去年、初回版を探していろんなレコード屋さんにといあわせて、ギリギリで買えた1点。
去年はほとんどiTunesストアのダウンロードで曲を買っていたので、盤を買ったのは両手で数えるほど。あ、中古もあわせたらもっと行くけど。
やっぱり物で欲しいもの、手元に置きたいものというのはどうしても存在する。

川上未映子、高橋源一郎、朝吹真理子

こんにちわ。寒いです。今週もまた雪がふるとかふらないとか。夜中に車のガラスが凍るのが冬です。

川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』

すべて真夜中の恋人たち

すべて真夜中の恋人たち

「群像」に掲載されていたのを読みました。Twitterで群像さんのアカウントが教えてくれたところによると、掲載版と単行本盤は違うらしいです。群像で読み終わってから見たインタビューで、重要な加筆であることを知ったので、単行本のほうでもまた読もうと思います。群像は図書館で借りました。

感想ですが、とってもとってもとっても良い小説だと思います。読んでいてとても心地よくて、読後感もいままで感じない種類の心地だったのでした。

単行本もそのうち買います。


高橋源一郎『恋する原発

恋する原発

恋する原発

これも群像掲載版で。震災後にはびこった不謹慎というキーワード、そんな中の自粛ムードなどどこ吹く風と、震災と下衆な単語を平然と並べ、これでもかとめくるめく下な展開。とても挑戦的な意欲作だと思います。

たくさん笑って、たくさん考えさせられました。良い作品だと思います。


朝吹真理子『きことわ』

きことわ

きことわ

はい。芥川賞受賞作品です。西村健太氏と同時に受賞されたのが記憶に新しいです。
なんというか独特な空気を持った作品で、全体にぼやっとしたような、僕もぼけーっと読んでしまって、あまり入り込めませんでした。
ひとつひとつの場面の描写で丁寧で、そういうところに作者の人柄がでているのではないかなあ、などと勝手に思っております。

この作品は「新潮」で読みました。



図書館で「罪と罰」と一緒にかりたドストエフスキーの「悪霊」を読む気があるんでしょうか。。長いのでなかなか踏み切れず。。。


二階堂和美さんの「にじみ」っていうアルバムがとてもいいです。ひとに借りたのですが、よく聞いています。

にじみ [初回特典CD付き盤]

にじみ [初回特典CD付き盤]


はい。

恐怖!スヴィドリガイロフ!!

ひきつづきドストエフスキーの「罪と罰」を読みました。昭和29年に出た角川文庫の米川正夫氏の翻訳でした。
罪と罰」を読むのは2回目、なんですが前に読んだのがいつだったのかさえ忘れてしまっていて(多分高校生の頃・・・多分・・・)、ストーリーもほぼ失念しているというていたらくなスタートで、登場人物の名前もラスコーリニコフ君しか覚えてなかったのでありました。
まあ、じっくり丁寧をこころがけながら読みました。いやーはや、超面白かったですすわわ。「カラマーゾフの兄弟」より全然のめり込んで読みました。
好きなキャラクターはドーニャとソーニャ(この二人は名前がにてるのはそれぞれロシア式の呼称にちなんだものだから。双子とかではないですよ。)で、好きというと語弊があるのだけれど引き込まれるのはスヴィドリガイロフさん。狂気の人ですよ。第6章の描写はとてつもなかったですよ。暗黒的でしたわ。超描写!ははは。
好きな章も第6章ですね。やっぱりいろんなことがまとまって、ロージャ君が勇気を出すところですね。
ドストエフスキーの小説はいまのところカラマと罪罰しかよんでませんが、強烈な登場人物と読後の快感は群を抜いておりますね。巨人だわ。ドストエフスキー

あ、「罪と罰」を逆からよんだら「唾と蜜」になる。とか昔なんかで見たな。。。

罪と罰 上 (角川文庫)

罪と罰 上 (角川文庫)


あ、「罪と罰」の上巻と下巻の間に、西村健太氏の「苦役列車」読みました。芥川賞受賞作品。
この人の文章も読み応えがあるので息抜き!というふうにはならぬけど、この人の小説はなにか引きつけられるところがあって好きだ。文体がいい。主人公の話し方もいい。性格はあれだけど。でも、どうしようもないものを読まされたけど、読んで良かった!といつもおもうのであった。

苦役列車

苦役列車


最近は細野春臣をよく聴いている。

HoSoNoVa

HoSoNoVa


「この次はモアベターよっ!」
さようなら

カラマーゾフの兄弟

2012年、あけました。

年が明けて、まだ実家にいたときに新潮文庫原卓也訳のカラマーゾフの兄弟を見つけ、「読みたい!カラマーゾフ万歳!」とおもったので読み始めた。この時はなにぶん気分が落ち込んでいたので、カラマーゾフ万歳!という謎の祝福にすがりたい一心で、ぼそぼそと読み始めたのであった。
数年前に光文社新訳シリーズの亀山訳のカラマーゾフの兄弟全5巻を読んでいたのだけど、ふと読み返したいと思ったのです。ドストエフスキーは「罪と罰」「カラマーゾフ」しかよんでません。

読み返してみると、前読んだときにはあまり良い印象のなかったイワン君がやけに気に入った。長男のドミートリー君、ミーチャ君の熱さ、不器用さに自分にはないところを見いだして感動していたものだが、イワン君も好きになってしまった。アレクセイ君、アリョーシャ君に関しては、大好きなことには変わりないんだけど、彼はついにかかれることのなかった第2部の構想が実現していたらその魅力たるや爆発的なものだったのではないかと思っている。なんせテロリストになる予定だったらしいので。

それにしても登場人物がすさまじくいきいきしているのである。二等大尉の家族にまつわる登場人物は特に好きで、スネギリョフ、イリューシャ、コーリャ君が好き。コーリャ・クラソートキン君は、あたまでっかちで、前に読んだときにはいけすかなくおもったのではないかなあ、と、よく覚えてないけどなんとなくそう思う。

カテリーナやラキーチンは相変わらず苦手であるのだった。カテリーナはドミートリー同様、熱いところがあるんですが、女性特有のヒステリー持ち(という風に書かれている)で、なんか嫌や。コワイ。あ、カテリーナさんよりホフラコワ夫人の方がそういう意味では嫌や。コワイ。ドミートリーが夫人を頼る場面の夫人がもう少しまともな対応をしてればなあ・・・と思うのです。




就職活動とか、嫌だなあ。うーん。




今年は何冊読めるのでしょうか。

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)